AD1955を使用するには


AD1955は、データシートを見る限りはソフトウェアオンリーに見えます。しかし、ソフト制御をせずに動かす手段があります。
それは、ただ、そのまま使うだけでいいのです。

どういうことかというと、DACチップの動作というのはソフトウェアで設定してあげるわけですが、デフォルト値としてリセット後、自動で設定される値でも有る程度普通に動いてしまうわけです。

データシートは日本語版もあるので見てみてください。
256fsのI2Sで動作する・・・というのがなんとなく分かるはずです。

これで動くということが分かれば、後は作ってみるだけですね。
音が出るのは確認できました。

ただ、あくまでデフォルト状態でも動くだけなので、もっと性能を発揮させたい場合はソフト制御をしなければいけません。
本来は、256fs以上も対応していますし、フォーマットもI2S以外も可能です。
また、モノラルモードもありますので、片チャンネル1個で性能も上げることが可能です。

もうちょっと実験してみようと思ってます。

 

AD1955どうやら失敗?

ここまで組んでアレですが、どうやら失敗かもしれません(泣
音は出るのですが・・・なんとも言えない変な感じがします。高音部はまともっぽく出ているので、LPFでどこか失敗している可能性があります。
PCM1794に比べて低音があまり出ていなく、音像がぼやける感じでしょうか。スッキリしないで定位がはっきりしません。
まともに聞こえる高音部は、お?と思えるので惜しいです。

参考にしたのはデータシートですが、どこかでうまく行かなかった模様。
回路図を見直してみる事にします。

ここしばらくコツコツつくってたのですが・・・まだ時間がかかりそう。

*2007/3/3
バグ部分を手直しして動作を確認しました。
AD1955バグ修正

以前失敗していたのは簡単な回路上のミスでした。回路図の段階で間違っていたので結構な痛手です。
思っていた通りLPF部のミスでした。

前回の基板ではバグが多すぎたので、今度は、新しく作り直して2回路オペアンプで使うことにします。前回は1回路オペアンプで構成していたのでスペースの制約がきつかったのですが、今回は結構余裕があります。各オペアンプの前段にコンデンサを配置できるように出来たので、いい感じに仕上がりました。
今回はバグは無いと思いますが、無いと思っているところに有るからバグなわけですね・・・。気をつけないと。
最新状態

基板のレイアウトや部品がこれでほぼ決定です。
リセット回路を、RC方式にしてましたが心配なので74HCを追加。
オペアンプの基準電圧を生成する部分に余裕を持たせました。

現在、前回のバグ基板を修正して音出しをしてみていますが、結構私好みに仕上がっています。
一部オーディオ用パーツではなく一般部品を使っているので、今度はオーディオ用に変えてしっかり作ってみたいと思っています。
試作完了!


しかし、バグも発見しました(汗
バグは取りきったーと思っていたのですがまだあるものですね。危ない危ない。
バグの箇所は最終段、オペアンプの出力にLPFが必要だったのですが、コンデンサが入っていませんでした。
2回も作っておきながら痛恨のミスです。しかしここで見つかったので良しとします。

部品がない状態でのミス発見だったので急遽取り寄せ。追加しました。

追加したのは、MIWAの3900pF。
容量は少ないんですが、なんかとても大きいです。
パターンを用意してたとしてもこれは取り付けられないですね(汗
仕方がないので、裏面に取り付けました。

これで、OP275をIVに使って、差動合成LPFにOPA627を使っておくとちょうどいい感じになりました。
OP275がもうひとつないのが残念です。

ニッコームを使うと、ちょっと変換基板と干渉しそうですが、高さを抑えることで何とかなりました。
あとは、使うコンデンサ次第というところでしょうか。

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