SRC4392案

発表当時からおもしろそうということで狙っていたこのチップを使って作ってみます。
仕様はソフト制御、DIRからSRC、DITが1チップというのをのぞけば、ぱっと見普通です。
SPDIFは4入力できるので、入力としては十分ですね。

データシートを見ると、中で各ブロックがバス接続されているのがおもしろいです。
普通にDIR等として使っても良いですが、外部から入力してSRCを通すこともできるようですし、DAC用に出力が2系統出せるのも特徴です。
もっとも、SRC単体としても使えるように、DAI入出力インターフェースが2系統あるのだと思います。

制御はAVRのMEGA8を利用します。ピン数的にはギリギリ使えると言ったところでしょうか。
できればもう少しピン数が多い方が余裕が持てます。
基板デザイン

配線はこのような感じで。チップのピン位置の関係で、上辺、右辺、下辺の配線は決定ですね。
2つの水晶が大柄で結構邪魔です。これがなければもっとスマートにできたのですが・・・。

あとは、コントロール基板のアートワークを行うだけです。
これが終わればまとめて試作に出せるので、あと一息。
基板デザイン(コントローラー)

コントローラーは、Mega8を使ってSPI通信をさせます。
SRCチップ以外にも繋げられるように、SPIポートを2つ追加しています。
接続先の想定デバイスはAD1955。ソフト制御しなくても動きますが、制御することで性能アップが見込めます。

周波数などの切り替えに使用するスイッチ用ポートは合計10。ここで基本的な設定、切り替えができるようにします。液晶用ポートと排他利用になりますが、液晶用ポートは遊びで付けたので基本的に使用しません。
AVRのプログラムが自分でできる人向けです。
対象の液晶は、秋月電子で入手できるスタンダードな物が利用できるようにしています。

ここまで出来たので、試作に出してみます。到着は早くてゴールデンウィーク直前、遅くて直後でしょう。
基板デザイン
前回作った基板には恥ずかしい致命的欠陥があったので新しく作り直しました。
基板のアートワークは以下の通り。


何が問題だったのかは見比べれば分かります。突っ込まないでくださいね(笑
新基板デザイン(コントローラー)

コントローラー側に問題はありませんでしたが、新規版では位置変更を行ったので合わせて作り直しました。


ノイズなどのことを考えて、今回は両方とも両面ベタGNDにしてあります。
今回はデジタルなのでこっちの方が良好です。

一応、あとは試作してみるだけとなっています。

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