TDA1541A-DACを作ってみる
ネットで色々検索していた時、ふと面白い物を見かけました。
海外のページだったのですが、CS8412をDIR9001に置き換えると言う趣旨のフォーラムです。
古いチップを新しい物で置き換えても大丈夫な物かとも思いましたが、CS8412とDIR9001の出力データフォーマットを見ると、問題ないことが分かります。

さて、そこで置き換えが出来るなら、TDA1541Aでも使えるのではないかと思い調査を始めました。結果としてデジタルフィルター使用時、ノンオーバー時どちらでもI2Sで接続すれば問題がないことが分かりました。ここまで分かれば試作にはいるだけです。



前回の試作時に作ったのが上の写真の物です。
赤い基板がDIR9001-DAIで、2階建てにすることでCS8414と比較出来るようになっています。
今回はケーブルで接続されていますが、ジャンパを下に向けてつけることで完全にドッキングすることが出来ます。こちらについては、マニュアルに記述する予定です。

I/Vには、デュアルオペアンプタイプで作っていますが、変換基板でシングルタイプも使えます。
割と大きめで作ったので、抵抗やコンデンサには大型のものが使えます。
抵抗は、DALEのRN65が使えるちょうどいいサイズになります。
周辺部品は?


上の写真がテスト時の画像です。
このときは、トランスなどの関係でオペアンプの電源とTDA1541Aの-15Vが共用になっています。

が、今回の予約(08年1月)で、フェニックスにオーダーするトランス新しい電源基板で、共用することなく作れるようになります。

オーダー予定のトランスは、+7V、±7V、±16V、±16V、の4回路の予定です。

DIR基板の下には、74HC157が入っており、CS8414とDIR9001を切り替えてみることが出来ます。
標準のセットではCS8414が付かないので、試してみたい方はと言う感じになります。

視聴してみた感じでは、意外とちゃんと聞こえると思いました。
人気がある石ですので、悪い音がするとは思っていませんでしたが、いかんせん古いので、最新のDACと比べてどのような感じなのか非常に興味があったのです。
結果、最新DACに見劣りしないなと・・・そう思いました。これでまたDACが出来てしまったわけですが、お勉強DACIIもFN1242A-DACも手放したくない(笑)。どれをメインで使うか、なかなか悩ましいです。

CS8414と切り替えてみても、中低域にそんなに違いはなかったのですが高域でDIR9001の方がいい感じがすると思いました。個人的に、そう思えたところで、この基板を作ってみた意義があったと思います。
頒布基板到着


TDA1541A基板も到着しました。
こちらも真っ赤基板!なかなかきれいに仕上がっています。
緑基板の哀れさがいっそう引き立ちます(笑
えぇ、緑が悪いんじゃなく、前回の「マットグリーン」オプションが悪いんですよきっと(笑



こちらもおそらく今週末に出せるかも。

もどる